27日香港株=軟調か、様子見ムードや連休前の持ち高調整で

 27日の香港市場は軟調か。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する5月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を金曜日に控えて様子見ムードが強まりそうだ。また、香港市場は7月1日が香港特別行政区設立記念日で休場となることから、3連休を前に持ち高を調整の動きが広がる可能性もある。

 一方、7月には中国共産党の重要会議「三中全会」が開かれるとあって、政策期待が一定の支えとなりそうだ。

 26日のNY市場は主要3指数がそろって上昇。様子見姿勢が強かったものの、アマゾン(+3.90%)、アップル(+2.00%)、テスラ(+4.81%)などのメガ・キャップ銘柄の上昇が相場を支えた。米10年債利回りは前日の4.238%から4.323%に上昇したが、センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の12.84ポイントから12.55ポイントに低下した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、美団(03690)やテンセント(00700)、アリババ集団(09988)などが香港終値を下回って引けた。
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