今日の株式見通し-堅調か 注目指標は米経済の減速を示唆
東京市場は堅調か。米国株は下落。ダウ平均は45ドル安の39118ドルで取引を終えた。5月個人消費支出(PCE)価格指数が市場予想並みではあったものの伸び鈍化が確認でき、利下げ期待から買いが先行。しかし、いったん低下した米長期金利が上昇に転じたことなどから上値は重く、マイナス圏に沈んで小幅安で終えた。ドル円は足元160円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて170円高の39790円、ドル建てが215円高の39835円で取引を終えた。
米国株は下落したが、ダウ平均に関しては個別にナイキが急落した影響も大きかった。FRBが注視している経済指標に鈍化傾向が見られたことは安心材料。次の一手が利下げであることがサポートされる結果になったと思われる。米長期金利は上昇したものの、ドル円はそこまで円安(ドル高)には振れていない。CME225先物からはプラススタートが想定される。6月30日のフランス国民議会の初回投票では、ルペン氏が率いる極右の国民連合が議席を伸ばしたことが伝わっているが、これに関してはある程度織り込みも進んでいる。これらの点から、米国株安はそれほどネガティブ視されないと予想する。本日寄り前には日銀短観が発表される。結果が良ければ日本固有のプラス材料として評価される展開も想定される。先週、日経平均が大きく上昇したことで投資家のセンチメントは改善しており、売り手控えムードの強い1日になると予想する。日経平均の予想レンジは39650円-40050円。
米国株は下落したが、ダウ平均に関しては個別にナイキが急落した影響も大きかった。FRBが注視している経済指標に鈍化傾向が見られたことは安心材料。次の一手が利下げであることがサポートされる結果になったと思われる。米長期金利は上昇したものの、ドル円はそこまで円安(ドル高)には振れていない。CME225先物からはプラススタートが想定される。6月30日のフランス国民議会の初回投票では、ルペン氏が率いる極右の国民連合が議席を伸ばしたことが伝わっているが、これに関してはある程度織り込みも進んでいる。これらの点から、米国株安はそれほどネガティブ視されないと予想する。本日寄り前には日銀短観が発表される。結果が良ければ日本固有のプラス材料として評価される展開も想定される。先週、日経平均が大きく上昇したことで投資家のセンチメントは改善しており、売り手控えムードの強い1日になると予想する。日経平均の予想レンジは39650円-40050円。