東京外国為替市場概況・10時 ユーロ円、過去最高値更新

 1日の東京外国為替市場でユーロ円は過去最高値更新。10時時点では172.99円とニューヨーク市場の終値(172.39円)と比べて60銭程度のユーロ高水準だった。早朝から堅調な動きを示したユーロ円は、東京仲値にかけてユーロ導入以来初となる173円台に乗せると、173.22円まで過去最高値を更新した。また、ポンド円は2008年以来となる203.93円、豪ドル円は2007年以来となる107.49円、NZドル円は1986年以来となる98.30円までそれぞれ上値を伸ばした。

 ドル円は強含み。10時時点では160.99円とニューヨーク市場の終値(160.88円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。ユーロ円やクロス円の上昇に連れて161.03円まで強含んだ後は、流動性が悪くすぐに160.70円台まで下押しするなど荒い動き。その後も振幅は激しいが、東京仲値にかけては円売り需要が優勢となり161.19円まで強含んだ。

 ユーロドルは底堅い。10時時点では1.0745ドルとニューヨーク市場の終値(1.0713ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ高水準だった。第1回目の仏下院選挙の結果を受けたユーロ買いの流れは継続し、下押しも1.0730ドル台までと限られ底堅さを維持している。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.63円-161.19円
ユーロドル:1.0711ドル-1.0750ドル
ユーロ円:172.28円-173.22円


(松井)
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