東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 2日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では161.62円とニューヨーク市場の終値(161.46円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。東京仲値後の下押しもNY引け水準までに留め、上昇トレンドに回帰。10時30分過ぎには161.67円まで買われ、昨日高値161.73円に迫った。
 なお鈴木財務相は「為替市場の動きを注意深く見守っていく」とこれまで通りの見解を示した。また、同相は「為替相場はいろいろな要因が絡み合い市場において決定される」とも述べている。

 豪ドルは伸び悩み。豪準備銀行(RBA)はこの日、6月理事会の議事要旨を公表。インフレの上振れリスクを警戒していたことが分かると、発表前に弱含んでいた豪ドルは持ち直す場面もあった。しかしながら一巡後は再び頭が重くなり、豪ドル/ドルは0.6639ドル、豪ドル円が107.29円まで下値を広げた。

 ユーロ円は小じっかり。12時時点では173.50円とニューヨーク市場の終値(173.40円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。ドル円に歩調を合わせ、10時辺りに下押しした173.30円から173.55円まで切り返した。

 ユーロドルは12時時点では1.0735ドルとニューヨーク市場の終値(1.0740ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。10時過に1.0732ドルまでじり安となり、その後も1.0730ドル台の狭いレンジ取引が続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:161.41円-161.67円
ユーロドル:1.0732ドル-1.0741ドル
ユーロ円:173.30円-173.55円


(小針)
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