東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、弱含み

 2日午後の東京外国為替市場でユーロ円は弱含み。17時時点では173.26円と15時時点(173.54円)と比べて28銭程度のユーロ安水準だった。欧州株が下落して始まったことを背景にリスク回避の円買い・ユーロ売りが先行。一時173.12円まで下落したほか、ポンド円は203.88円まで下押しした。

 ユーロドルも弱含み。17時時点では1.0718ドルと15時時点(1.0732ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。欧州株安を手掛かりに欧州通貨売りが強まり、一時1.0712ドルと昨日安値の1.0711ドルに接近した。
 なお、ミュラー・エストニア中銀総裁から「ベースラインのままなら追加利下げもあり得る」、デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁から「あらかじめ決められた金利の道筋はない」、バスレ・スロベニア中銀総裁から「予想通り進むなら、追加利下げの可能性」とECBフォーラム開催のため、要人発言が相次いで伝わっている。

 ドル円は17時時点では161.65円と15時時点(161.70円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。欧州通貨が相場を主導したため、ドル円自体は161.65円前後でこう着している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:161.41円-161.74円
ユーロドル:1.0712ドル-1.0741ドル
ユーロ円:173.12円-173.60円

(越後)
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