今日の株式見通し=堅調か 長期金利が低下し米3指数がそろって上昇

 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は162ドル高の39331ドルで取引を終えた。序盤は弱かったが、10年債利回りが低下してきたことで終盤にかけて買いの勢いが強まった。4-6月期の出荷台数が市場予想を上回ったテスラが10%台の上昇となったことも投資家心理を強気に傾け、S&P500とナスダックが史上最高値を更新した。ドル円は足元161円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて150円高の40260円、ドル建てが195円高の40305円で取引を終えた。

 米国株高を素直に好感した買いが入ると予想する。エヌビディアは下落したがAMDやアームなどは強く買われており、足元の動きがさえない国内半導体株にも好影響が見込まれる。米長期金利が低下しておりグロース株が相対優位となるだろうが、S&P500の11セクター中、9セクターが上昇しており、バリュー株を嫌う流れにはなりづらい。日経平均はきのう40000円を上回ったが、CME225先物からはギャップアップスタートが想定され、上昇に乗り遅れた投資家からの買いも入りやすい局面。場中はリスク選好ムードの強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは40150円-40600円。
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