東京外国為替市場概況・10時 ドル円、小幅高

 9日の東京外国為替市場でドル円は小幅高。10時時点では160.89円とニューヨーク市場の終値(160.83円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。東京仲値の値決めにかけては円売りが優勢となり160.92円までドル高・円安が進んだ。もっとも、上昇して始まった時間外の米10年債利回りが緩やかに低下していることも重しになり、仲値通過後はドル買いの勢いは弱まっている。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0827ドルとニューヨーク市場の終値(1.0824ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。昨日の欧州市場では、週末のフランス選挙の予想外の結果でも精彩に欠いた動きとなったこともあり、本日のアジア市場も限られた値動きになっている。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では174.19円とニューヨーク市場の終値(174.08円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。9時前に174.24円までじり高になったが、その後も仲値での円売りもあり底堅さを維持している。なお、日経平均は史上最高値を更新しているがユーロ円への影響は限られている。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.73円 - 160.92円
ユーロドル:1.0824ドル - 1.0833ドル
ユーロ円:174.05円 - 174.24円


(松井)
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