ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上昇一服

 9日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇が一服。2時時点では161.31円と24時時点(161.36円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を眺めながら米10年債利回りが4.32%後半まで上昇すると、日通し高値となる161.52円までドル買いが強まった。もっともその後、米長期金利が上昇幅を縮めたため上値を切り下げた。2時過ぎには161.20円台まで下押ししている。

 ユーロドルはじり安。2時時点では1.0810ドルと24時時点(1.0815ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。米金利の上昇を受けて1.0806ドルまで日通し安値を更新した。主要欧州株が全面安で終えたことも重しとなったか、その後の戻りも限られた。

 ユーロ円は伸び悩み。2時時点では174.38円と24時時点(174.52円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。昨日つけたユーロ導入以来の高値174.63円が抵抗水準として意識された。ドル円の上値切り下げにも引きずられて、24時頃につけた174.59円を頭に174.30円台まで売り戻された。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.73円 - 161.52円
ユーロドル:1.0806ドル - 1.0833ドル
ユーロ円:174.02円 - 174.59円


(小針)
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