東京外国為替市場概況・10時 ドル円、じり高

 10日の東京外国為替市場でドル円はじり高。10時時点では161.46円とニューヨーク市場の終値(161.33円)と比べて13銭程度のドル高水準だった。昨日の「債券市場参加者会合」では、メガバンクを中心に国債買い入れの大幅減額を要望したと伝わったことで、本邦長期金利は上昇して始まったが円相場への影響は限られた。ドル円は5・10日(ゴトー日)ということもあり、東京仲値の値決めにかけてはドル買いが優勢で、緩やかながらも上値を伸ばし161.51円までじり高となった。

 ユーロ円は最高値更新。10時時点では174.57円とニューヨーク市場の終値(174.45円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。総じてドル円の動きに連れる展開になり、8日につけたユーロ導入以来の最高値をあっさりと更新して174.65円まで上昇した。

 ユーロドルはこう着。10時時点では1.0812ドルとニューヨーク市場の終値(1.0813ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。円相場となっていることでユーロドルはこう着し、これまでのレンジも僅か6Pips。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:161.26円 - 161.51円
ユーロドル:1.0811ドル - 1.0817ドル
ユーロ円:174.39円 - 174.65円


(松井)
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