ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、強含み

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は強含み。4時時点では161.77円と2時時点(161.68円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。米10年債の入札後に長期金利が低下した場面でも、下押し幅は161.60円台で限定的だった。再び上値を試す展開となり、上昇の勢いはそれほど強くなかったが一時161.81円まで買われた。3日につけた約37年半ぶりの高値161.95円が意識される。

 ユーロ円は高値圏で底堅い。4時時点では175.11円と2時時点(175.06円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。上昇は一服したものの、175円台は維持したまま。4時前に再び、175.10円台までじり高となった。

 ユーロドルはもみ合い。4時時点では1.0825ドルと2時時点(1.0827ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。1.0820ドル割れでは下げ渋り、1.0820ドル台で上下が続いた。
 なお、リスクセンチメントの改善を受けてユーロ/スイスフランが上昇。欧州前半の0.9700フランを底に0.9740フランまでユーロ買いフラン売りが進んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:161.26円 - 161.81円
ユーロドル:1.0811ドル - 1.0829ドル
ユーロ円:174.39円 - 175.14円


(小針)
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