東京外国為替市場概況・17時 ドル円、売り戻し

 16日午後の東京外国為替市場でドル円は売り戻された。17時時点では158.49円と15時時点(158.73円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。米長期金利の低下幅拡大とともにドルの上値が重くなり、一時158.36円まで下押しした。一巡後はやや下げ渋っている。時間外の米10年債利回りは4.17%後半まで低下し、先週末12日の安値水準に迫った。

 ユーロ円は売り戻し一服。17時時点では172.74円と15時時点(172.83円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。ドル円につれて水準を切り下げ、欧州株の安寄りを確認すると172.51円付近まで売りに押された。もっとも欧州株への下落圧力が弱まると下値を切り上げ、172.70円台まで持ち直している。

 ユーロドルはじり高。17時時点では1.0899ドルと15時時点(1.0888ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。欧州勢の入り際に1.0884ドルまで下押すも、昨日安値1.0882ドルが目先の支持水準として意識された。その後は米金利低下を背景に、1.0900ドルまでユーロ買いドル売りが強まった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:158.00円-158.79円
ユーロドル:1.0884ドル-1.0900ドル
ユーロ円:172.15円-172.92円


(小針)
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