東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下落

 17日午後の東京外国為替市場でドル円は下落。15時時点では157.89円と12時時点(158.41円)と比べて52銭程度のドル安水準だった。「米国が対中半導体規制でさらなる厳しいルールを検討していることを同盟国に警告」との報道を受けて、日経平均株価が200円超下落したことで、一時157.71円まで下押しした。
 河野太郎デジタル相が「利上げするよう日銀に求めた」と発言し、本邦長期金利が上昇していることも重しとなっているもよう。

 ユーロ円も軟調。15時時点では172.16円と12時時点(172.73円)と比べて57銭程度のユーロ安水準だった。日経平均株価が200円超下落したため、一時171.98円まで下値を広げた。また、豪ドル円は106.24円、加ドル円は115.32円まで値を下げた。

 ユーロドルは15時時点では1.0904ドルと12時時点(1.0904ドル)とほぼ同水準だった。明日18日に欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて、明日のNYカットオプション1.0900ドル付近での小動きが続いた。
 なお、ポンドドルは英6月消費者物価指数(CPI)が前年比で予想を上回ったことで一時1.2986ドルまで上昇した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.71円-158.61円
ユーロドル:1.0896ドル-1.0907ドル
ユーロ円:171.98円-172.83円


(山下)
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