欧州外国為替市場概況・20時 ドル円 なお神経質な動き

 1日の欧州外国為替市場でドル円はなお神経質な動き。20時時点では150.01円と17時時点(149.85円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。150.34円を頭に伸び悩み、一時149.40円台まで売りに押されるも、対欧州通貨でのドル買いも支えに150円台に切り返した。ただ、150円前半では引き続き上値が重い。足もとでは売り買いが交錯し150円を挟んで神経質な動きが続いている。

 ユーロ円は値動きが荒い。20時時点では161.75円と17時時点(161.85円)と比べて10銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落や欧州株・日経平均先物のさえない動きも重しに161.20円前後まで押し戻されたが、ドル円が150円台に切り返した動きも支えに162円近辺に持ち直した。

 ポンドドルは軟調な動き。英中銀の政策金利発表を控え、ポンドドルは売りが先行し一時1.2755ドルと7月5日以来の安値をつけた。英中銀は5対4で政策金利を5.00%に引き下げることを決定した。ポンドドルは売りが先行したこともあり、結果発表後にポンド売りは加速しなかったが、1.27ドル後半の安値圏で戻りの鈍い動きとなっている。

 ユーロドルは20時時点では1.0783ドルと17時時点(1.0801ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。ポンドが対ドルで売りが先行し、ユーロドルも1.0778ドルまで弱含んだ。下げが一服した後も1.07ドル後半で戻りが鈍い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.51円 - 150.34円
ユーロドル:1.0778ドル - 1.0835ドル
ユーロ円:160.89円 - 162.71円

(金)
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