欧州外国為替市場概況・22時 ドル円 買い戻し

 1日の欧州外国為替市場でドル円は買い戻しが優勢。22時時点では150.85円と20時時点(150.01円)と比べて84銭程度のドル高水準だった。売り買いが交錯し、150円を挟んで神経質な動きが続いたが、円キャリートレードの巻き戻しが一段落し徐々に買い戻しを試す動きとなった。前週分の新規失業保険申請件数が24.9万件と予想より悪化し、米長期金利が前日比マイナス圏に沈んだ動きに伴い一時売りに押されたが、再び買いが強まると150.89円まで高値を更新した。

 ユーロドルは持ち直す。22時時点では1.0796ドルと20時時点(1.0783ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。ポンドドルにつれた軟調な動きが先行したが、英中銀金政策イベントを通過し、ポンドドルの下げが一服したこともあり、ユーロドルも1.07ドル後半で下げ渋った。また、米経済指標のさえない結果を受けて小幅ながらドル売りで反応し、一時1.08ドル台を回復した。

 ユーロ円は上昇。22時時点では162.87円と20時時点(161.75円)と比べて1円12銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが下げ渋るなか、ドル円の上昇につられ、162.89円まで高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.51円 - 150.89円
ユーロドル:1.0778ドル - 1.0835ドル
ユーロ円:160.89円 - 162.89円

(金)
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