東京マーケットダイジェスト・2日 円底堅い・日経平均36年10カ月ぶりの下げ幅

(2日15時時点)
ドル円:1ドル=148.91円(前営業日NY終値比▲0.45円)
ユーロ円:1ユーロ=160.88円(▲0.30円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0804ドル(△0.0013ドル)
日経平均株価:35909.70円(前営業日比▲2216.63円)
東証株価指数(TOPIX):2537.60(▲166.09)
債券先物9月物:143.80円(△0.84円)
新発10年物国債利回り:0.955%(▲0.075%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.24600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
       <発表値>  <前回発表値>
7月マネタリーベース
前年同月比   1.0%    0.6%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。日米株価指数先物の下落を背景に売りが先行し148.88円まで下げた後は本邦実需勢の買いなどを支えに149.77円まで反発した。ただ、日経平均株価が引けにかけて下げ幅を拡大するとリスク回避の売りが再開。15時過ぎには148.81円まで下押しした。

・ユーロ円も頭が重い。総じてドル円と同様に株価に振らされる動きとなり、160.65円まで売りが先行した後161.59円まで切り返したが、再び安値圏まで押し戻されている。

・ユーロドルは小高い。ドル円の下落や米長期金利の低下に伴ってユーロ買い・ドル売りが散見され、一時1.0809ドルまで値を上げた。

・日経平均株価は大幅に続落。下げ幅はブラックマンデー翌日の1987年10月20日以来、およそ36年10カ月ぶりの大きさとなった。前日の米国株が大幅安となった影響を受けた。植田日銀総裁が突如タカ派路線に切り替えたことが引き続き市場の混乱を招いている。

・債券先物相場は続伸。日経平均の大幅下落を背景とするリスク回避の動きが上昇を後押し、終始堅調に推移した。一時143.82円まで上げ幅を拡大した。


(越後)
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