欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、急落

 2日の欧州外国為替市場でドル円は急落。22時時点では147.45円と20時時点(148.80円)と比べて1円35銭程度のドル安水準だった。7月米雇用統計で米非農業部門雇用者や失業率、平均時給がいずれも市場予想よりも弱い結果となったことを受けて米長期金利の急低下とともに急落。米景気の先行き不透明感から時間外のダウ先物や日経平均先物が大幅安となったことでリスク回避の円高も重なり、3月12日以来の安値となる147.03円まで売り込まれた。
 なお、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」によると、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の利下げを予想する確率が前日の22%から67%まで上昇している。

 ユーロドルは買い優勢。22時時点では1.0890ドルと20時時点(1.0823ドル)と比べて0.0067ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米雇用統計を受けてドル安が進むと一時1.0897ドルまで買い上げられた。

 ユーロ円は22時時点では160.58円と20時時点(161.05円)と比べて47銭程度のユーロ安水準だった。ドル円や日米株価指数の急落につれる形で159.71円まで下落する場面があったが、ユーロドルの上昇を受けて一巡後は160円台後半まで反発している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:147.03円 - 149.77円
ユーロドル:1.0782ドル - 1.0897ドル
ユーロ円:159.71円 - 161.59円


(越後)
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