6日香港株=欧米株安でリスク回避続くか、自律反発狙いの買いも

 6日の香港市場は前日の欧米株安を受けてリスク回避の動きが続くか。米景気後退(リセッション)や、中東情勢緊迫化を巡る懸念が引き続き重荷になりそうだ。日銀の利上げを受けて低金利の円を借りて世界のリスク資産に投資する円キャリートレードが縮小するとの見方も引き続き地合いを圧迫する可能性がある。

 もっとも、前日に過去最大の下落幅を記録した日経平均は大幅に反発して始まった。香港市場も前日まで3営業日続落し、4月22日以来およそ3カ月半ぶりの安値を付けた後とあって、自律反発を狙った買いが入る可能性がある。業績を手掛かりとした売買も続きそうだ。きょうは創科実業(00669)、九龍倉置業地産(01997)、福耀ガラス(03606)などが決算を発表する。

 5日のNY市場でダウ平均は1033米ドル安と大幅に続落した。1日の下げ幅としては2022年9月以来の大きさ。ダウ平均の構成銘柄は全面安。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は大幅に3日続落した。投資家の不安心理を示すVIX指数は一時、コロナパンデミック時以来の水準まで上昇し、38.57ポイントで終了。終値で2020年10月以来の高水準となった。
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