東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上げ幅縮小

 7日午後の東京外国為替市場でドル円は上げ幅を縮小。15時時点では146.95円と12時時点(146.83円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。午前の内田日銀副総裁のハト派的発言を受けた円安の流れが続くと、147.90円まで上値を広げた。だが、その後の同副総裁の会見を眺めながら、146.80円台まで下押すなど荒い値動きとなった。
 内田副総裁は会見で「日銀の政策変更に伴う円安修正、株価下落の要因の一つ」「市場の変動の影響注視し、そのことを政策に反映していくのは当然」などの見解を示した。自身の考えは植田総裁と違いはないとも述べている。

 ユーロ円も荒い動き。15時時点では160.31円と12時時点(160.28円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。午前からの円安の流れを引き継ぎ、161.42円まで一段高となった。ただ、その後は内田日銀副総裁の発言を受けて160.10円台まで下押す場面も見られた。

 ユーロドルは小安い。15時時点では1.0909ドルと12時時点(1.0916ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。午前に付けた安値1.0911ドルを割ると1.0906ドルまで下押して前日安値1.0904ドルに迫った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.29円 - 147.90円
ユーロドル:1.0906ドル - 1.0932ドル
ユーロ円:157.70円 - 161.42円

(川畑)
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