欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、伸び悩み

 7日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩み。22時時点では146.99円と20時時点(147.19円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。日経平均先物やダウ先物が堅調に推移しているものの、147円付近で上値が重い展開が続いた。
 三村財務官が、「マーケットの不安定な状況は緊張感を持って注視する必要」「為替は特定の水準ではなくボラティリティを見ている」「為替はファンダメンタルズを反映し、安定推移が望ましい」「(介入に関して)人が変わったから政策変わるものではない」などと発言したが、市場への影響はなかった。

 ユーロドルは小動き。22時時点では1.0921ドルと20時時点(1.0918ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。材料難の中、NYカットオプション(1.0925ドル、1.0920ドル、1.0905ドル)周辺での値動きに終始した。
 レーン・フィンランド中銀総裁は「インフレが鈍化傾向にある限り、利下げは妥当」と述べた。

 ユーロ円は22時時点では160.53円と20時時点(160.70円)と比べて17銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が147円付近で伸び悩んでいることで、160円台半ばで上値が重い展開となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.29円 - 147.90円
ユーロドル:1.0906ドル - 1.0932ドル
ユーロ円:157.70円 - 161.42円

(山下)
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