欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、上値重い

 5日の欧州外国為替市場でドル円は上値が重い。22時時点では142.23円と20時時点(142.40円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが3.66%台まで低下し、ダウ先物が軟調に推移していることで、142円を挟んで軟調推移が続いた。
 グールズビー米シカゴ連銀総裁は、「7月の雇用統計は、まだリセッション(景気後退)の可能性を示唆していない。FOMCは、9月会合前にさらなるデータを確認できる」と述べた。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0991ドルと20時時点(1.0949ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りの低下幅拡大の動きがドルの重しとなり、一時1.1008ドルまで上値を伸ばした。

 ユーロ円は22時時点では156.33円と20時時点(155.93円)と比べて40銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇を支えに156円台で下げ渋っている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.70円 - 146.66円
ユーロドル:1.0903ドル - 1.1008ドル
ユーロ円:154.42円 - 160.22円

(山下)
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