東京外国為替市場概況・10時 ドル円、乱高下

 8日の東京外国為替市場でドル円は乱高下。10時時点では145.99円とニューヨーク市場の終値(146.68円)と比べて69銭程度のドル安水準だった。8時台には、日米株価指数先物の売り先行を眺めて145.60円割れまで下落。その後、9時頃にかけては146.50円台まで切り返すも、現物の日本株が軟調に推移すると再びリスク回避の円買いが強まった。日経平均は800円超安まで下げ幅を広げ、時間外の米10年債利回りが低下したことも重しとなり145.44円まで下げ足を速めた。もっとも、東京仲値にかけてドル買いが持ち込まれると、146円台を回復した。

 ユーロ円も荒い値動き。10時時点では159.55円とニューヨーク市場の終値(160.22円)と比べて67銭程度のユーロ安水準だった。ドル円同様に株価動向が重しとなるも、仲値にかけては下げ渋った。159.20円割れから9時頃には160.10円台まで切り返し、一巡後は一気に下値を試す展開。一時158.97円までユーロ安円高が進行した。仲値に向けて反発し、その後も底堅く159.80円台まで持ち直している。

 ユーロドルは10時時点では1.0928ドルとニューヨーク市場の終値(1.0922ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。8時台に全般ドル売りが進むと、1.0934ドルまでじり高となった。その後は1.0920ドル台で動きが鈍った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.44円 - 146.79円
ユーロドル:1.0919ドル - 1.0934ドル
ユーロ円:158.97円 - 160.34円


(小針)
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