欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、堅調

 8日の欧州外国為替市場でドル円は堅調。22時時点では147.05円と20時時点(146.10円)と比べて95銭程度のドル高水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数は23.3万件と市場予想の24.0万件を下回った。同指標は予想よりわずかに強い程度の結果だったが、足もとの相場が不安定な状況となっていることもあり、指標後は米金利の上昇とともに大きくドル買いが進行。前週発表の7月雇用統計で米雇用環境に対する悲観的なムードが強まっていた反動もあって、米10年債利回りは3.92%台から3.99%台まで上昇し、ドル円は146.20円前後から147.29円まで上値を伸ばした。

 ユーロ円も堅調。22時時点では160.26円と20時時点(159.63円)と比べて63銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれたほか、米指標後にダウ先物が持ち直したことなども相場の支えとなり、本日高値の160.52円に迫る水準まで値を上げた。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0898ドルと20時時点(1.0925ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。米雇用指標後にドル買いが進んだ流れに沿って、一時1.0892ドルまで本日安値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.44円 - 147.29円
ユーロドル:1.0892ドル - 1.0945ドル
ユーロ円:158.97円 - 160.52円

(岩間)
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