東京外国為替市場概況・10時 ドル円、147円台で上下

 9日の東京外国為替市場でドル円は147円台で上下した。10時時点では147.48円とニューヨーク市場の終値(147.23円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。日米の株価指数先物が上昇して始まったことを眺め、8時過ぎには147.82円まで上げ足を速めた。ただ7日高値147.90円が抵抗水準として意識されると上昇が一服。本邦勢の本格参入後はドル売り円買いが優勢となり、現物の日経平均が上げ幅を縮小したことも重しに一時147.21円付近まで下押しした。その後は本邦3連休前の東京仲値にかけて持ち直し、147.50円台まで切り返している。

 ユーロ円は上昇一服。10時時点では160.95円とニューヨーク市場の終値(160.77円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。ドル円に連動する形で上値を試し、161.38円までユーロ高・円安が進んだ。ただし、こちらも7日高値161.44円が抵抗水準として働き、日本株の伸び悩みを眺めながら一時160.65円まで水準を切り下げた。その後、仲値にかけての円売りで持ち直すも161円台では再び頭を抑えられた。

 ユーロドルは10時時点では1.0913ドルとニューヨーク市場の終値(1.0919ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。1.0920ドルを上値にじり安となるも、値幅は狭いままだった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.19円 - 147.82円
ユーロドル:1.0912ドル - 1.0920ドル
ユーロ円:160.65円 - 161.38円


(小針)
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