今日の株式見通し-上値が重いか 米国株はCPIを好感もナスダックは横ばい
東京市場は上値の重い展開か。米国株は上昇。ダウ平均は242ドル高の40008ドルで取引を終えた。7月消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化を示す内容となり、利下げ期待の高まりを背景に株式には資金が向かった。ほぼ市場予想並みの結果ではあったことから10年債利回りは小動きで、ナスダックは横ばい程度と上昇が限られた。ドル円は足元147円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて105円安の36275円、ドル建てが60円安の36320円で取引を終えた。
米国株高を好感したいところだが、CME225先物は弱めのスタートを示唆している。エヌビディアはプラスで終えたがナスダックの反応が甘く、グロース株は手がけづらさが意識されそう。本日の米国では、7月小売売上高や7月鉱工業生産など経済指標の発表が多い。物価指標を受けてインフレ鈍化期待は一段と高まっている一方、本日発表される指標が弱すぎると景気後退に対する警戒が高まる恐れがある。これらを踏まえ、全体でも売りが優勢になると予想する。深押しするようなら買いは入るとみるが、国内では岸田首相の自民党総裁選不出馬表明で政局が混沌とする中、場中は様子見姿勢の強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは36000円-36600円。
米国株高を好感したいところだが、CME225先物は弱めのスタートを示唆している。エヌビディアはプラスで終えたがナスダックの反応が甘く、グロース株は手がけづらさが意識されそう。本日の米国では、7月小売売上高や7月鉱工業生産など経済指標の発表が多い。物価指標を受けてインフレ鈍化期待は一段と高まっている一方、本日発表される指標が弱すぎると景気後退に対する警戒が高まる恐れがある。これらを踏まえ、全体でも売りが優勢になると予想する。深押しするようなら買いは入るとみるが、国内では岸田首相の自民党総裁選不出馬表明で政局が混沌とする中、場中は様子見姿勢の強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは36000円-36600円。