ニューヨーク外国為替市場概況・19日 ユーロドル、続伸
19日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続伸。終値は1.1085ドルと前営業日NY終値(1.1027ドル)と比べて0.0058ドル程度のユーロ高水準だった。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが先行。7月米景気先行指標総合指数が前月比0.6%低下と予想の0.3%低下を下回るとユーロ買い・ドル売りが活発化し、5時前に一時1.1086ドルと年初来高値を更新した。
一時は3.9073%前後まで上昇した米10年債利回りが低下に転じたことも相場の支援材料となった。市場では「米労働省が21日に公表する年次改定で過去の雇用統計を下方修正する」との見方が浮上。米金利低下の一因となった。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.85と1月2日以来の低水準を付けた。
ドル円は続落。終値は146.59円と前営業日NY終値(147.63円)と比べて1円04銭程度のドル安水準だった。東京市場ではM&A(合併・買収)に絡んだ思惑的な円買いが観測されて一時145.19円と7日以来の安値まで急落したものの、NY市場では下値の堅さが目立った。欧米株相場の上昇を手掛かりにリスク・オンの円売りが出ると一時146.71円付近まで値を戻した。ただ、予想を下回る米経済指標や米金利低下が相場の重しとなったため、戻りは限定的となった。
ユーロ円は続落したものの、下値は堅かった。終値は162.50円と前営業日NY終値(162.80円)と比べて30銭程度のユーロ安水準。東京市場では一時160.42円まで下落したものの、NY市場に入ると買い戻しが優勢となり、5時30分過ぎに162.58円付近まで下げ渋った。欧米株高やユーロドルの上昇に伴う円売り・ユーロ買いが出た。
本日の参考レンジ
ドル円:145.19円 - 148.05円
ユーロドル:1.1014ドル - 1.1086ドル
ユーロ円:160.42円 - 163.45円
(中村)
一時は3.9073%前後まで上昇した米10年債利回りが低下に転じたことも相場の支援材料となった。市場では「米労働省が21日に公表する年次改定で過去の雇用統計を下方修正する」との見方が浮上。米金利低下の一因となった。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.85と1月2日以来の低水準を付けた。
ドル円は続落。終値は146.59円と前営業日NY終値(147.63円)と比べて1円04銭程度のドル安水準だった。東京市場ではM&A(合併・買収)に絡んだ思惑的な円買いが観測されて一時145.19円と7日以来の安値まで急落したものの、NY市場では下値の堅さが目立った。欧米株相場の上昇を手掛かりにリスク・オンの円売りが出ると一時146.71円付近まで値を戻した。ただ、予想を下回る米経済指標や米金利低下が相場の重しとなったため、戻りは限定的となった。
ユーロ円は続落したものの、下値は堅かった。終値は162.50円と前営業日NY終値(162.80円)と比べて30銭程度のユーロ安水準。東京市場では一時160.42円まで下落したものの、NY市場に入ると買い戻しが優勢となり、5時30分過ぎに162.58円付近まで下げ渋った。欧米株高やユーロドルの上昇に伴う円売り・ユーロ買いが出た。
本日の参考レンジ
ドル円:145.19円 - 148.05円
ユーロドル:1.1014ドル - 1.1086ドル
ユーロ円:160.42円 - 163.45円
(中村)