ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、底堅い

 14日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは底堅い動き。24時時点では1.1035ドルと22時時点(1.1016ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。7月米消費者物価指数(CPI)はほぼ予想通りの結果となったが、結果公表後は徐々にユーロ買い・ドル売りが優勢に。23時30分過ぎには一時1.1047ドルと年初来高値を更新した。市場では「食品とエネルギーを除いたコア指数の前年同月比の伸びが4カ月連続で鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)による9月利下げの論拠を支える結果となった」との声が聞かれた。

 ドル円は戻りが鈍い。24時時点では146.75円と22時時点(147.31円)と比べて56銭程度のドル安水準だった。米インフレ指標発表直後は売買が交錯したものの、米長期金利の指標となる米10年債利回りが再び低下に転じると円買い・ドル売りがじわりと強まった。24時前には146.58円付近まで下押しした。

 ユーロ円は伸び悩み。24時時点では161.95円と22時時点(162.29円)と比べて34銭程度のユーロ安水準。22時過ぎに一時162.59円と1日以来の高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。ドル円の下落につれた売りが出た。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.08円 - 147.58円
ユーロドル:1.0985ドル - 1.1047ドル
ユーロ円:160.59円 - 162.59円


(中村)
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