欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、弱含み

 20日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。22時時点では146.17円と20時時点(146.44円)と比べて27銭程度のドル安水準だった。146円台半ばでのこう着が続いていたが、NY勢が参入し始め米10年債利回りが3.83%台まで低下するにつれて売りが優勢に。一時146.13円付近まで下押しした。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.1098ドルと20時時点(1.1082ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下に伴ってユーロ買い・ドル売りが強まり、一時1.1099ドルと昨年12月28日以来の高値を更新した。

 米ドルカナダドルは下げ渋り。7月カナダ消費者物価指数(CPI)の発表を前に1.3605カナダドルまで下落していたが、CPIが前年比で予想通りながらも+2.5%と2021年3月以来の水準まで鈍化していたため発表後は1.3630カナダドル台まで下げ幅を縮めた。

 ユーロ円は22時時点では162.22円と20時時点(162.29円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が下げた半面、ユーロドルが上昇したため方向感が出ていない。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:145.85円 - 147.35円
ユーロドル:1.1072ドル - 1.1099ドル
ユーロ円:161.71円 - 163.19円

(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。