欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、売り継続

 16日の欧州外国為替市場でドル円は売りが継続。22時時点では147.68円と20時時点(148.35円)と比べて67銭程度のドル安水準だった。NY勢の参入後も株安を手掛かりにしたリスク回避の動きが継続。7月米住宅着工件数や同建設許可件数がいずれも市場予想を下回る弱い結果となり、ダウ先物が130ドル超安、日経平均先物が800円安まで下げ幅を拡大すると147.63円の安値まで売りに押された。

 ユーロ円も売りが継続。22時時点では162.36円と20時時点(163.09円)と比べて73銭程度のユーロ安水準だった。株安を背景にしたリスク回避の動きが強まるなか、一時162.30円まで値を下げた。昨日の米小売統計後の上昇分をほぼ吐き出す格好となっている。

 ユーロドルは22時時点では1.0994ドルと20時時点(1.0994ドル)とほぼ同水準だった。対円などでドル売りが進んだ影響を受けた一方、米金利の低下が一服したため、1.0990ドルを挟んだレンジ内でやや方向感が乏しくなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.63円 - 149.35円
ユーロドル:1.0971ドル - 1.0995ドル
ユーロ円:162.30円 - 163.88円

(岩間)
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