欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、軟調

 16日の欧州外国為替市場でドル円は軟調。20時時点では148.35円と17時時点(149.01円)と比べて66銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが3.86%台まで低下したことをながめ、日米金利差縮小を意識した売りに押された。日経平均先物の軟調推移なども相場の重しとなり、一時148.27円まで本日安値を更新した。

 ユーロ円も軟調。20時時点では163.09円と17時時点(163.69円)と比べて60銭程度のユーロ安水準だった。ドル円や株安などを手掛かりにした円買い・ユーロ売りが進み、20時過ぎには163.01円と日通し安値をつけた。

 ユーロドルは小高い。20時時点では1.0994ドルと17時時点(1.0985ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下などを背景にした買いが進んだ。積極的に上値を試す動きにはならなかったが、昨日の下押し後につけた戻り高値1.0989ドル付近を上抜けて、一時1.0995ドルまで値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.27円 - 149.35円
ユーロドル:1.0971ドル - 1.0995ドル
ユーロ円:163.01円 - 163.88円

(岩間)
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