21日香港株=軟調な展開か、FRB議長講演を前に様子見

 21日の香港市場は、前日の米株安の流れを引き継いで軟調な展開か。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が23日にカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演するとあって、様子見ムードが強まりそうだ。市場は利下げや米景気に関してどこまで言及するかを注視しており、積極的な買いが入りにくいと予想する。

 きょうはハンセン指数構成銘柄の恒基兆業地産(00012)、吉利汽車(00175)、香港証券取引所(00388)、石薬集団(01093)、小米集団(01810)、薬明生物技術(02269)が2024年6月中間決算を発表する。決算発表など個別に材料が出た銘柄の売買が目立つ相場となりそうだ。

 20日のNY株式相場はダウ平均が6営業日ぶりに反落。前日までの連騰で高値警戒感が強まった。ハイテク株主体のナスダック総合は9営業日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のアリババ集団(09988)、テンセント(00700)、美団(03690)、保険株のAIAグループ(01299)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、自動車株の理想汽車(02015)が香港終値を下回って引けた。
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