欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、もみ合い

 21日の欧州外国為替市場でドル円はもみ合い。20時時点では146.17円と17時時点(146.14円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。一段のドル買い上げ材料がないなか、昨日来の下落幅の半値戻し146.15円を達成したレンジで一服感が出てきた。146円前半で、市場が注目する米労働省による雇用統計の年次ベンチマーク改定発表も控えるNYタイムの動きを待つ様相となった。

 ユーロドルはやや持ち直す。20時時点では1.1124ドルと17時時点(1.1114ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドルじり高が一服。ユーロドルは一時1.1126ドル前後と、ややユーロ高・ドル安方向へ戻した。

 ユーロ円はじり高。20時時点では162.61円と17時時点(162.42円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。ドル円がもみ合う一方、対ドルでユーロが持ち直すなかユーロ円はレンジ上限を広げる動きに。欧州株やダウ先物の底堅い動きも支援となり、162.66円まで上昇した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.94円 - 146.23円
ユーロドル:1.1111ドル - 1.1133ドル
ユーロ円:161.36円 - 162.66円

(関口)
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