欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、買い一服

 22日の欧州外国為替市場でドル円は買い一服。22時時点では146.04円と20時時点(145.77円)と比べて27銭程度のドル高水準だった。シュミッド米カンザスシティ連銀総裁が「利下げを支持する前にさらなるデータを見る必要がある」と発言したことが買い材料視されたほか、米10年債利回りが3.84%台まで上昇幅を拡大すると一時146.34円と本日高値を付けた。もっとも、米金利上昇が一服すると146円を一時割り込むなど買いは落ち着いた。
 なお、前週分の新規失業保険申請件数は23.2万件と予想の23.0万件とほぼ変わらない結果となった。

 ユーロドルは下値が堅い。22時時点では1.1140ドルと20時時点(1.1145ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴って1.1126ドルまで下押ししたが、米金利上昇の一服とともに1.1140ドル台まで反発した。

 ユーロ円は22時時点では162.69円と20時時点(162.46円)と比べて23銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれたほか、堅調な日経平均先物も後押しし一時162.86円まで上値を伸ばしている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:144.85円 - 146.34円
ユーロドル:1.1126ドル - 1.1164ドル
ユーロ円:161.48円 - 162.86円


(越後)
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