欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、じり高

 22日の欧州外国為替市場でドル円はじり高。20時時点では145.77円と17時時点(145.27円)と比べて50銭程度のドル高水準だった。先々週、先週と予想より強い結果となった米新規失業保険申請件・失業保険継続受給者数の発表を今夜に控えているほか、明日にはジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演も予定されるなか、4営業日低下が続いた米10年債利回りが3.82%台まで戻す調整の動きに。米金利動向をにらみ、ドル円は145.89円まで上昇した。

 ユーロ円は底堅い。20時時点では162.46円と、17時時点(161.77円)と比べて69銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の円安推移や、欧州株・米株先物のプラス推移も支えとなり、162.56円まで水準を切り上げた。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.1145ドルと17時時点(1.1137ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。対円でドルとユーロがともに上昇。ユーロドルは明確な方向感が出ず、1.11ドル前半から半ばの限られたレンジで推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.85円 - 145.89円
ユーロドル:1.1127ドル - 1.1164ドル
ユーロ円:161.48円 - 162.56円

(関口)
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