東京外国為替市場概況・12時 豪ドル、上昇

 28日の東京外国為替市場で豪ドルは上昇。7月豪消費者物価指数(CPI)は市場予想の前年同月比+3.4%を上回る+3.5%となった。豪ドルは豪金利が低下していたことでやや弱含んでいたが、指標発表後は一転。対ドルで一時0.6813ドル、豪ドル円はドル円上昇による円売り地合いもあって98.25円まで上値を広げた。

 ドル円は上昇継続。12時時点では144.44円とニューヨーク市場の終値(143.96円)と比べて48銭程度のドル高水準だった。2営業日後に受け渡しされるスポット取引の応当日が月末となる、いわゆるスポ末の東京仲値にかけた流れが続いた。対豪ドルでの円売りも相まって、144.45円まで上昇幅を広げた。

 ユーロ円も上昇。12時時点では161.29円とニューヨーク市場の終値(161.02円)と比べて27銭程度のユーロ高水準だった。ドル円や豪ドル円の上昇に伴う円売りの流れのなか、161.37円までユーロ高・円安となった。

 ユーロドルは重い動き。12時時点では1.1167ドルとニューヨーク市場の終値(1.1184ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル上昇や、ユーロ豪ドルで1.6470豪ドル台から一時1.6408豪ドルまで急速にユーロ売り・豪ドル買いが進んだことが1.1167ドルまでのじり安につながった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.69円 - 144.45円
ユーロドル:1.1167ドル - 1.1186ドル
ユーロ円:160.70円 - 161.37円

(関口)
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