欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、上昇

 29日の欧州外国為替市場でドル円は上昇。22時時点では145.39円と20時時点(144.48円)と比べて91銭程度のドル高水準だった。4-6月期米GDP・個人消費の改定値が上方修正され、前週分の新規失業保険申請件数が予想より強い結果となり、一時145.43円まで本日高値を更新した。米10年債利回りは3.86%台まで上昇した。

  ユーロドルは弱含み。22時時点では1.1084ドルと20時時点(1.1097ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。8月独消費者物価指数(CPI)が前月比-0.1%と予想を下回ったことや、米10年債利回りが3.86%台まで上昇したことで、安値の1.1072ドル手前まで押し戻されるなど1.10ドル後半で上値の重い動きとなった。
 ポンドドルは1.3154ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は22時時点では161.16円と20時時点(160.33円)と比べて83銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れて161.17円前後まで強含みに推移した。日米株価指数の堅調な動きも下支えとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.22円 - 145.43円
ユーロドル:1.1072ドル - 1.1140ドル
ユーロ円:160.03円 - 161.27円



(山下)
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