欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、底堅い

 23日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。20時時点では146.01円と17時時点(145.82円)と比べて19銭程度のドル高水準だった。時間外取引の米10年債利回りは3.86%回復を何度かうかがう推移に。ダウ先物のじり高や欧州株の底堅い動きもリスク選好の円売り方向への傾斜を促した。ドル円は東京午前と、東京終盤から欧州入りにかけて145.30円前後で下げ渋り、60分足など日中の時間足チャートで反転バターンのダブルボトムを形成。一時146.18円前後まで持ち直した。ただ、注目イベントであるジャクソンホール会議のパウエル米連邦準備理事会(FRB)の講演を前に、朝方からの下値を探る流れに調整の巻き戻しが入った範囲ともいえる。

 ユーロ円も持ち直しが進展。20時時点では162.36円と17時時点(162.14円)と比べて22銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様の推移で、東京午前と、東京終盤から欧州入りにかけ161.70円前後で2度下げ渋り、時間足チャートのダブルボトムを形成。162.50円近辺まで戻した。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.1119ドルと17時時点(1.1119ドル)と比べてほぼ同水準だった。ユーロポンド下落の影響などが一巡し、落ち着いた推移に。ユーロポンドは0.8466ポンドを目先の底に、0.8478ポンド近辺まで小幅に戻した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.29円 - 146.34円
ユーロドル:1.1108ドル - 1.1132ドル
ユーロ円:161.69円 - 162.62円

(関口)
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