東京外国為替市場概況・12時 ドル円、もみ合い

 30日の東京外国為替市場でドル円はもみ合い。12時時点では144.77円とニューヨーク市場の終値(144.99円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。時間外取引の米10年債利回りが3.86%付近で横ばいのままなど、動意の後押しとなるような追加的な材料がない一方、NYタイムに注目の米インフレ指標の発表を控える状況。この時間帯のドル円は144円後半の限られたレンジで推移した。

 ユーロドルは小安い。12時時点では1.1072ドルとニューヨーク市場の終値(1.1077ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。特段の決め手を欠くなか、昨日NYタイムに戻した値幅をやや縮小する動き。1.1070ドルまで小幅にレンジ下限を広げた。弱い豪小売売上高を受けた豪ドルに連れた面もあったか。

 豪ドルは弱含み。7月豪小売売上高が前月比±0.0%と、市場予想の+0.3%より弱く、前月の+0.5%から大きく鈍化する動きとなった。豪ドルは対ドルで一時0.6790ドル、豪ドル円は98.26円まで下押した。

 ユーロ円はやや重い。12時時点では160.29円とニューヨーク市場の終値(160.62円)と比べて33銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルや、豪ドル円の重い動きをにらみ、160.19円までじり安となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.66円 - 145.07円
ユーロドル:1.1070ドル - 1.1083ドル
ユーロ円:160.19円 - 160.73円

(関口)
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