東京外国為替市場概況・17時 ドル円、強含み

 2日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。17時時点では146.47円と15時時点(146.11円)と比べて36銭程度のドル高水準だった。146.10円割れでは下げ渋ると、円売り外貨買いが総じて強まった流れに沿って下値を切り上げる展開に。ユーロ円の上昇にもつれて、17時過ぎには146.52円付近まで買われた。

 ユーロ円はしっかり。17時時点では162.09円と15時時点(161.53円)と比べて56銭程度のユーロ高水準だった。161.80円台まで上昇後、弱い欧州株を眺めて下押すも161.60円台では支えられた。その後は全般円安が進むなか、仏独ユーロ圏の8月製造業PMI改定値が速報値から上方修正されたことにも後押しされて、17時過ぎには162.21円まで日通し高値を更新した。

 ユーロドルは底堅い。17時時点では1.1066ドルと15時時点(1.1055ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。週明けの欧州勢は買いで参入し、1.1070ドルまで上昇。安寄りした欧州株が重しとなり1.1060ドル割れまで下押すも、その後に発表された仏独ユーロ圏の8月製造業PMI改定値の上振れを受けて強含み、1.1074ドルまで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.78円 - 146.60円
ユーロドル:1.1042ドル - 1.1074ドル
ユーロ円:161.03円 - 162.21円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。