東京外国為替市場概況・15時 ドル円、弱含み

 4日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。15時時点では145.16円と12時時点(145.45円)と比べて29銭程度のドル安水準だった。後場の日経平均株価が下げ幅を拡大して一時37000円を割り込んだことで、145.03円近辺まで弱含みに推移した。

 ユーロ円も上値が重い。15時時点では160.52円と12時時点(160.76円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。ダウ先物がマイナス圏で軟調に推移する中、後場の日経平均株価が下げ幅を1800円超安まで拡大し、160.38円前後まで弱含みに推移した。

 ユーロドルは底堅い。15時時点では1.1058ドルと12時時点(1.1052ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りが3.82%台で低迷していることで、一時1.1060ドルまでわずかに上値を伸ばした。
 チポローネECB専務理事は「欧州中央銀行(ECB)の政策は、ユーロ圏のインフレ率が引き続き鈍化していることからは追加利下げが可能になる。ECBの政策は、過度に制約的になるリスクがある」などと述べた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.89円 - 145.57円
ユーロドル:1.1039ドル - 1.1060ドル
ユーロ円:160.11円 - 160.89円

(山下)
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