東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下値を試す

 4日午後の東京外国為替市場でドル円は下値を試した。17時時点では144.99円と15時時点(145.16円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。15時過ぎにつけた145.31円付近を戻り高値に、時間外の米10年債利回りの低下も重しに145円割れまで売りが強まった。16時30分頃には144.76円まで日通し安値を更新している。ただ8月30日安値144.66円が目先の支持水準として意識され、一巡後は145円台を回復した。

 ユーロ円も下値を広げた。17時時点では160.29円と15時時点(160.52円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。リスクオフの円買いムードが強まるなか16時頃には160円を割り込んで、159.96円までユーロ安・円高が進んだ。しかしながら大台割れでは下げ渋り、160.30円台まで直ぐに買い戻されるなどやや荒い値動きとなった。

 ユーロドルは小じっかり。17時時点では1.1055ドルと15時時点(1.1058ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。目立った動きはなかったものの、ドル円のドル売り基調に影響されて1.1063ドルまでじり高となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.76円 - 145.57円
ユーロドル:1.1039ドル - 1.1063ドル
ユーロ円:159.96円 - 160.89円


(小針)
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