ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、急落

 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は急落。24時時点では144.11円と22時時点(145.04円)と比べて93銭程度のドル安水準だった。7月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が767.3万件と予想の810.0万件を下回ると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが先行。アジア時間の安値144.76円を下抜けて一時144.00円まで値を下げた。米長期金利の指標となる米10年債利回りは3.76%台まで低下した。

 ユーロドルは堅調。24時時点では1.1090ドルと22時時点(1.1052ドル)と比べて0.0038ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米雇用指標をきっかけに全般ドル売りが優勢になると、24時前に一時1.1095ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.25まで低下した。

 ユーロ円は弱含み。24時時点では159.82円と22時時点(160.31円)と比べて49銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入った半面、ドル円の下落につれた売りが出た。23時過ぎに一時159.62円と8月8日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.00円 - 145.57円
ユーロドル:1.1039ドル - 1.1095ドル
ユーロ円:159.62円 - 160.89円


(中村)
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