欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、失速

 9日の欧州外国為替市場でドル円は失速。22時時点では143.23円と20時時点(143.67円)と比べて44銭程度のドル安水準だった。20時30分過ぎに143.80円まで上昇したものの、先週末の米雇用統計直後に付けた144.01円を超えられず、NY勢が参入すると一転して売りが優勢に。米10年債利回りが上昇幅を縮めたうえ、一時は270円上昇していたナイト・セッションの日経平均先物が下げに転じたことも嫌気され143.10円付近まで売りに押された。

 ユーロ円も上値が重い。22時時点では158.12円と20時時点(158.61円)と比べて49銭程度のユーロ安水準だった。総じてドル円につれる展開となり、158円台後半の高値圏から158円割れ寸前まで水準を切り下げた。

 ユーロドルは22時時点では1.1039ドルと20時時点(1.1040ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円が高値を付けたタイミングで1.1036ドルまで下落。その後にドル円は失速したものの反発力は弱い。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:141.96円 - 143.80円
ユーロドル:1.1036ドル - 1.1091ドル
ユーロ円:157.41円 - 158.73円


(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。