欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、荒い値動き

 6日の欧州外国為替市場でドル円は荒い値動き。22時時点では142.97円と20時時点(142.85円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。8月米雇用統計は平均時給が前月比・前年比でともに予想を上回った一方、非農業部門雇用者数は14.2万人増と市場予想(16.0万人増)より弱い結果となり、前月分も下方修正された。
 米雇用統計の直後は米金利上昇・ドル買いの反応が見られ、ドル円は一時144.01円まで反発。ただ、すぐに米金利低下・ドル売りが優勢となり、142.01円まで一転下落した。もっとも、売りが一巡すると再び米金利が低下幅を縮小したことに伴い、143円台を回復するなど荒い値動きが続いている。

 ユーロドルも荒い値動き。22時時点では1.1121ドルと20時時点(1.1107ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。米雇用統計後はドル相場の不安定な動きに振らされて上下。1.1082ドルまで下押しした後、1.1155ドルまで反発。買い戻しが一巡すると1.1110ドル台まで押し戻された。

 ユーロ円は方向感なく上下。22時時点では159.00円と20時時点(158.68円)と比べて32銭程度のユーロ高水準だった。米雇用統計の発表までに159円台を回復するなど底堅く推移していたが、米指標後はドル円やユーロドルの動きをながめながら159.00円を挟んで神経質に上下した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.01円 - 144.01円
ユーロドル:1.1082ドル - 1.1155ドル
ユーロ円:157.92円 - 159.64円

(岩間)
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