欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、方向感定まらず

 4日の欧州外国為替市場でドル円は方向感定まらず。20時時点では145.06円と17時時点(144.99円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。欧州勢参入後に下押した後は145.20円台まで買い戻されるも、伸び悩み。その後は下押すも145円割れの水準では底堅く推移するなど、方向感が定まらなかった。

 ユーロ円も方向感定まらず。20時時点では160.34円と17時時点(160.29円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。上げても160.60円前後が重い一方で下げても160.20円割れの水準では底堅いなど、ドル円に連れた動きとなった。
 
 ユーロドルは動意薄。20時時点では1.1053ドルと17時時点(1.1055ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。手掛かり材料を欠く中、1.1050ドル台を中心とした狭いもみ合いが続いた。なお、7月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)は前月比が予想を上回る伸び、前年比は予想ほどには低下しなかったが、反応は薄かった。

 メキシコペソ円は弱含み。メキシコ下院が司法制度改革案を承認したとの報道が伝わり、同国の司法制度に対する投資家の懸念が高まると、7.29円まで下値を広げて本日安値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.76円 - 145.57円
ユーロドル:1.1039ドル - 1.1063ドル
ユーロ円:159.96円 - 160.89円


(川畑)
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