欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下げ渋り

 3日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。20時時点では146.03円と17時時点(145.94円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。本日の経済財政諮問会議で植田日銀総裁が「物価見通しが実現すれば引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整する」方針を示したことによる円買いの流れが続き、145.61円まで下値を広げた。ただ、売りの勢いが一服すると146.00円台までやや値を戻した。

 ユーロ円は弱含み。20時時点では161.15円と17時時点(161.34円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げに連れたほか、欧州株が上値重く推移したこともあり、160.91円まで下落。その後は161円台前半で上値重く推移した。

 ユーロドルは戻りが鈍い。20時時点では1.1035ドルと17時時点(1.1055ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の下落に歩調を合わせて1.1034ドルまで下押すと、その後の戻りは1.1040ドル台に留まった。20時前に1.1033ドルまで日通し安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.61円 - 147.21円
ユーロドル:1.1033ドル - 1.1073ドル
ユーロ円:160.91円 - 162.80円


(川畑)
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