欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、しっかり

 9日の欧州外国為替市場でドル円はしっかり。20時時点では143.67円と17時時点(143.16円)と比べて51銭程度のドル高水準だった。欧州勢参入後に対欧州通貨でのドル買いと米長期金利の上げ幅拡大の動きを支えにドル円は買いが継続した。その後、対欧州通貨でのドル買いはいったん緩むも、日米欧株価指数の上昇を受けたリスクオンの円売りが優勢となり、ドル円は143.78円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは上値が重い。20時時点では1.1040ドルと17時時点(1.1059ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。欧州タイムに入り欧州通貨売りが先行し一時1.1046ドルまで下押した後いったん1.1050ドル台に持ち直したが、米10年債利回りの高止まりやドル円のドル高が上値を圧迫し、再び売りに押され1.1037ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円はじり高。20時時点では158.61円と17時時点(158.32円)と比べて29銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの重い動きが上値を圧迫するも、株高を背景とした円売りを支えに158.73円まで高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.96円 - 143.78円
ユーロドル:1.1037ドル - 1.1091ドル
ユーロ円:157.41円 - 158.73円

(金)
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