ニューヨーク外国為替市場概況・9日 ドル円、5日ぶり反発
9日のニューヨーク外国為替市場でドル円は5営業日ぶりに反発。終値は143.18円と前営業日NY終値(142.30円)と比べて88銭程度のドル高水準だった。週明け早朝取引では一時141.96円まで値を下げる場面もあったが、そのあとは「本邦実需勢から断続的に買いが観測された」ことから下値を切り上げる展開に。この流れを引き継いで、海外市場でも143.80円まで値を上げた。米長期金利の指標となる米10年債利回りが時間外取引で3.76%台まで上昇したことも相場の支援材料。
ただ、前週末の8月米雇用統計発表直後に付けた144.01円がレジスタンスとして意識されると徐々に上値が重くなった。米10年債利回りが3.68%台まで低下したことも相場の重しとなり、一時142.66円付近まで下押しした。日経平均先物が失速したことも嫌気された。
ユーロドルは続落。終値は1.1035ドルと前営業日NY終値(1.1084ドル)と比べて0.0049ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇をきっかけにユーロ売り・ドル買いが先行。前週末の安値1.1066ドルを下抜けると一時1.1034ドルまで値を下げた。
ただ、NY市場に限れば狭いレンジでのもみ合いに終始した。今週発表される8月米消費者物価指数(CPI)や米卸売物価指数(PPI)などインフレ動向を示す指標待ちの状態となり、大きな方向感は出なかった。NY時間の値幅は0.0020ドル程度と小さかった。
ユーロ円は小反発。終値は157.99円と前営業日NY終値(157.77円)と比べて22銭程度のユーロ高水準。19時過ぎに一時158.73円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げた。23時30分過ぎには157.48円付近まで値を下げ、アジア時間に付けた日通し安値157.41円に迫った。ドル円につれた動きとなった。
本日の参考レンジ
ドル円:141.96円 - 143.80円
ユーロドル:1.1034ドル - 1.1091ドル
ユーロ円:157.41円 - 158.73円
(中村)
ただ、前週末の8月米雇用統計発表直後に付けた144.01円がレジスタンスとして意識されると徐々に上値が重くなった。米10年債利回りが3.68%台まで低下したことも相場の重しとなり、一時142.66円付近まで下押しした。日経平均先物が失速したことも嫌気された。
ユーロドルは続落。終値は1.1035ドルと前営業日NY終値(1.1084ドル)と比べて0.0049ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇をきっかけにユーロ売り・ドル買いが先行。前週末の安値1.1066ドルを下抜けると一時1.1034ドルまで値を下げた。
ただ、NY市場に限れば狭いレンジでのもみ合いに終始した。今週発表される8月米消費者物価指数(CPI)や米卸売物価指数(PPI)などインフレ動向を示す指標待ちの状態となり、大きな方向感は出なかった。NY時間の値幅は0.0020ドル程度と小さかった。
ユーロ円は小反発。終値は157.99円と前営業日NY終値(157.77円)と比べて22銭程度のユーロ高水準。19時過ぎに一時158.73円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げた。23時30分過ぎには157.48円付近まで値を下げ、アジア時間に付けた日通し安値157.41円に迫った。ドル円につれた動きとなった。
本日の参考レンジ
ドル円:141.96円 - 143.80円
ユーロドル:1.1034ドル - 1.1091ドル
ユーロ円:157.41円 - 158.73円
(中村)