東京外国為替市場概況・8時 ドル円、上値が重い

 16日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。8時時点では140.68円とニューヨーク市場の終値(140.85円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。先週のNY入り後からは141円近辺で頭が抑えられたことで、早朝のオセアニア市場でも140.93円を高値に上値が重くなり、7時過ぎには一時140.46円まで下押ししている。もっとも、売りが一服すると140.70円台まで戻す場面もあった。

 ユーロドルは底堅い。8時時点では1.1087ドルとニューヨーク市場の終値(1.1075ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。値幅は限られているが、対円でのドル売りがユーロドルの支えになり底堅い動き。

 ユーロ円も神経質な動き。8時時点では155.97円とニューヨーク市場の終値(156.00円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げに連れて155.67円まで弱含んだが、ドル円の下げが一服する中でユーロドルが底堅さを維持したことで再び156円台を回復するなど神経質に動いている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.46円 - 140.93円
ユーロドル:1.1074ドル - 1.1087ドル
ユーロ円:155.67円 - 156.10円


(松井)
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