ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では140.64円と22時時点(140.72円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。来週17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げが決定される見込みだが、焦点は利下げの有無ではなく利下げ幅(0.25%もしくは0.50%)。市場では「トレーダーはFOMCでの0.50%の利下げを40%の確率で織り込んでいる」との声が聞かれる中、一時140.29円と年初来安値を更新した。
 ただ、昨年12月28日の安値140.25円や節目の140.00円がサポートとして働くと下げ渋った。9月米ミシガン大学消費者態度指数速報値が69.0と予想の68.5を上回ったことも相場を下支えした。
 なお、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」によると、来週のFOMCで0.25%の利下げを予想する確率は57%と前日の72%から低下。一方、0.50%の利下げを予想する確率は43%と前日の28%から上昇している。

 ユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.1089ドルと22時時点(1.1093ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。米大幅利下げ観測を背景にユーロ買い・ドル売りが優勢になると、22時過ぎに一時1.1102ドルと日通し高値を更新した。ただ、米指標が予想を上回ったことが分かると1.1085ドル付近まで伸び悩んだ。

 ユーロ円は24時時点では155.96円と22時時点(156.11円)と比べて15銭程度のユーロ安水準だった。23時頃に一時155.62円と日通し安値を付けたものの、11日の安値155.46円が目先サポートとして働くと下げ渋った。ドル円につれた動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.29円 - 141.87円
ユーロドル:1.1070ドル - 1.1102ドル
ユーロ円:155.62円 - 157.18円

(中村)
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