東京外国為替市場概況・10時 ドル円、神経質

 17日の東京外国為替市場でドル円は神経質な動き。10時時点では140.66円とニューヨーク市場の終値(140.62円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。8時過ぎに141円台に乗せると、ストップロス買いを巻き込みながら141.23円まで上げ足を速めた。もっとも、米金利先安観が広まる中でドル売り圧力は根強く、持ち高調整が一巡するとあっさりと141円割れまで失速。小幅高で始まった日経平均がマイナス圏に沈んだことも重しに140円台で下値を試す展開となり、一時140.48円まで下落した。その後は仲値にかけてやや下げ渋った。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では156.45円とニューヨーク市場の終値(156.54円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が上値を試したタイミングで157.10円まで上昇するも大台維持には失敗。ドル円の下げにもつれて、156円台で売り優勢となった。弱い日本株がリスク回避を意識させ、156.34円までユーロ安円高が進行している。

 ユーロドルは小安い。10時時点では1.1122ドルとニューヨーク市場の終値(1.1133ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。目立った動きは見られなかったものの、昨日NY時間でも伸び悩んだ1.1130ドル台が抵抗帯として働き、1.1122ドルまでじり安となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.48円 - 141.23円
ユーロドル:1.1122ドル - 1.1133ドル
ユーロ円:156.34円 - 157.10円


(小針)
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